05.留置場への差し入れ

留置場にいる被疑者宛への差し入れは直接警察署へもっていくことも、郵送で送ることも可能です。

弁護士からの差し入れはいつでも可能ですが、弁護士以外は平日8時30分~17時までのところが多く、土日祝日は受け付けてもらえません。
逮捕から72時間も弁護士しか差し入れできません。

自分で差し入れを行うには、勾留されている警察署へ細かいルールを聞いたうえで、ルールに適した品を探し出し、警察署でチェックを受け合格した品しか差し入れられません。
郵送の場合でも、検査の結果、不合格の品は被疑者へ届かず、警察署内の倉庫に保管され、釈放時に渡されます。

また、被疑者が接見禁止処分を受けている場合は、手紙を渡すことができませんが、衣類や書籍などは差し入れることが可能です。

留置場で指定される差し入れ品ですが、男性宛のものでもスウェットに紐がついていたり、紐の穴があったりすると断られてしまったり、靴下の長さに規定があったり、ハンカチタオルのサイズに適応したものを探さなければいけなかったりと、とても大変です。
女性宛に至っては、男性向け以上に非常に厳しく、下着は無地でなくてはならず、飾りやレースがついていたり、形によっては受け取ってもらえなかったり、靴下の丈が1cmでもオーバーしたらダメだったりと自分でそろえて持って行っても受け取ってもらえない場合が非常に多いです。

自分で差し入れ品を用意・自分で差し入れを行わず、ほかの人にお願いできる方法があります。
(1)弁護士にお願いする
 被疑者の担当弁護士が「私選弁護人」の場合、差し入れてほしいものと予算を伝え、代行してもらうことも可能ですが、商品代金プラス一回に付き手数料として3万円ほどかかってしまう場合もありますので、よく確認する必要があります。
(2)何でも屋さんにおねがいする
 留置場・拘置所・刑務所へ差し入れを行ってくれる「何でも屋」がありますが、こちらも商品代金プラス手数料として2万円~3万円ほどかかってしまいます。
(3)差し入れ通販サイトを利用する
 こちらは商品代金プラス送料で差し入れ品を郵送してくれるので、商品を選ぶ手間・発送する手間・人件費を考えれば一番おすすめです。

■留置場へ差し入れ品を発送してくれる通販サイト
【さしいれや】
https://sashiireya.com

差し入れ品を通販で送る場合、Amazonや楽天などでは差出人が通販会社となっていることにより、留置場で拒否されてしまうケースが多々あります。
※ギフト設定で留置場へ送る場合も同様に拒否されるケースが多発しています。
通販で差し入れを行う場合は、「留置場へ差し入れする専用サイト」で依頼人名を差出人として発送してもらえるサイトでなければいけません。
※上記2サイトはどちらも依頼人名を差出人として発送し、通販事業者名を出さないサイトであることを問合せで確認しました。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする