03.留置場に入るにあたり

留置場へ入るにあたり、逮捕された被疑者は一回以上の事情聴取を受けたのち、留置場へ連れていかれ、身体検査を受けます。
検査内容は、身長体重を計り、傷や入れ墨・タトゥーの有無を調べ、危険物を所持していないかお尻の穴等を確認されます。
服装は自殺防止や治安維持を目的に、スウェット等が貸し出され、私服は警察署の倉庫等で保管されます。
金銭は警察署内の金庫で保管されます。

留置場への入場時に名前の代わりとなる「番号」を与えられ、留置場内で留置場担当官からは「番号」で呼ばれることとなります。
これは、個人情報の保護と、留置場内での規律と治安を維持するためです。
被疑者も他の被疑者へ名前を伝えたくない場合もありますので、「18番です。よろしくおねがいします。」など、名前を名乗らない人も多いです。

又、留置場に入るときに留置場内のルールが書かれた紙を見せられますが、短時間ですべて覚えることはほぼ無理なので、同部屋の人や留置担当官にその都度ルールを確認してどうやって生活を行うのか学ぶ必要があります。

留置場では自分の持ち物はほとんど使うことができず、決められた衣服や日用品のみで生活しなければいけません。

■入場時に提供されるもの
・歯ブラシ(新品だが簡易的な安物)
・タオル(薄いハンドタオル)
・石鹸(使い古しの物)

■貸し出される衣類
・スウェット
・Tシャツ
・パンツ
・靴下
※留置場内で数に限りがあるため、各1~3枚程度。
※女性は最初に購入させられるところもある。
※貸し出される衣類は何人もの人が繰り返し利用したものです。

■貸し出される日用品
・石鹸ケース
・歯磨き用コップ
・サンダル
・老眼鏡

■留置場で購入可能なもの
・歯ブラシ(提供されるものよりはずいぶんいい品)
・タオル(提供されるものとほぼ同等品)
・ハンカチタオル(15×15cmくらいのもの)
・シャンプー(リンスインのもの)
・便箋
・封筒
・切手
※男性は下着が購入できないので、差し入れを待つほかない。

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