
留置場での自由時間中は、読書が許可されています。
留置場では一日一回本の貸し出しが行われ、 一日一人3冊まで借りることができます。
主に小説が多い傾向です。
中には漫画などが選べる留置場もあるようですが、場所により数の少ないところや豊富なところなど、勾留されるまで分かりません。
留置場での貸し出しされる書籍のことを「官本(かんぼん)」「留本(とめぼん)」と呼ばれています。
又、差し入れされた本も同様に利用可能ですが、こちらは自分のロッカーから3冊選んで部屋で読むことができます。
こちらの本は「自本(じぼん)」と呼ばれています。
「自本」「官本」合わせて3冊までしか牢屋(部屋)へ、持ち込みができず、「官本」は交換することが禁止されていることが多いので、どの本を選ぶかが重要です。
「自本」は3冊まで交換できるところが多いようです。(※自分で勝手に交換することはできず、留置担当官に頼んで交換してもらうこととなります。)
留置場内では読書以外の楽しみがないので、書籍が差し入れされるととてもうれしいものです。
家族や友人から書籍が差し入れされると、本当に喜ばれます。
直接の差し入れが難しい場合などは、差し入れ代行業者へ注文するのも一つの手段です。
又、牢屋(部屋)内には机やテーブル、椅子と言った家具が一切ないため、壁にもたれたり、寝っ転がって読むこととなり、体の負担がとても大きくなってしまいます。